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技術と人の関わり方を変える、製造業におけるARの在り方

2017/02/23
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DAQRI社のスマートグラス

製造業に関するWEBニュースを配信している「IndustryWeek」は、製造におけるAR技術の在り方を掲載しています。

米国で最大の造船所のニューポート・ニューズ社は、造船の製造プロセスにARを実装した最前線の企業。
技術管理者のパトリック・ライアン氏は、2007年にARの研究をはじめ、2011年にデジタル化を拡大する一環としてARを導入しました。

同氏は、2012年に「デジタルストーリーボード」という大規模なプロジェクトを、3か月以上にわたり実施。
AR技術を活用してコスト削減や品質、安全性の向上、検査時間短縮のために、50以上のプロジェクトを産業用ウォーターフロントに導入。
36時間かかる検査プロセスが、90分に短縮されました。

ARは素晴らしいプラットフォーム

工業用に特化したスマートヘルメットを開発している米国企業DAQRI社の副社長、マット・カメレート氏は「ARは、人々とビジネスの関わり方を変える素晴らしいプラットフォームです」とコメント。
同氏は、能力不足で作業ができない人員と労働者の流出の縮小とともに、ARと労働力を組み合わせることができるアイデアを発表しています。

AR技術を活用

DAQRI社のスマートグラスを装着している男性

機械に問題が発生したとき、従来は技術力の高くない作業員が、数十年の修理経験をもつ専門技術者の隣に就いて学習します。
しかし、数十年の経験を持つ技術者は減少する一方です。
複数人の熟練技術者を必要とする場合は、何か別の方法を使って機械の問題箇所を見つけなければなりません。

そこでAR技術を活用します。
アプリを起動して作業員が修理設備の問題箇所にスマートデバイスをかざすと、作業手順や修理場所を端末の画面上に表示。
デバイス上の画面に手順や修復箇所が表示され、それを元に作業をします。
作業終了のチェックもデバイス上で実施。

製造業においてのARは、作業員にできるだけ作業を利用しやすい形で提供します。

ARは製造業界の未来を担う

2~5年後、製造業でARどのように使用するか。
ARが、労働者のためにツールを提供して役立っているのか。
AR技術が、より多くの若者を製造業界に誘致するか。

ARは人々に焦点を当てた技術です。

ライアン氏は、
「ARは、ロボット工学やAIではありません。ARは人々の仕事を奪うのではなく、人々の日常生活やビジネスをより良く効率的にする技術です。」
とコメントを寄せています。

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